『…今の青年の多くは、事業家の富が並大抵の努力なしで得ることができないことを知っていない。『生命を投げ出してはたらいてきたのであって、その報酬として今日の富を得たのである』 ※歴史学は世界を変えることができるか。著松沢裕作 P227には、 明治期に活躍した実業家 大倉喜八郎著作の冒頭を引用している。 働いて働いて富を得た。商機をとらえ機敏に動く。成功の要諦の一つ。ここまではなるほどと思っても。喜八郎は、税関とのエピソードでは、休日に何とか税関を通してもらうため、税関長を半ば脅迫して規則を螺子曲げ、税関を通してもらったことも記しされている。21世紀、『私の履歴書』にこうした類を自慢げに披露する経営者がいたら、どうだろうか。『無理はその場で通っても、持続しない』そもそもまずもって『私の履歴書』に取り上げられないかもしれない。
