揺らぐ

揺らぐという言葉には、あまり良い印象がない。が、『揺らぎ』辞書で調べると、『ある量の平均の値は巨視的は一定でも微視的は小さなずれがあること。このずれが心地よさにも通じ、揺らぎのイメージは動詞の場合と異なり、良いイメージにつながることがある。演奏者のバイオリンの強弱の音、ホールに響き、そして伸びにそしてその先に消えていく、一定ではなく、心地よく消えていく。心の揺れと合わさっていくかのように。久しぶり良い揺らぎを感じた。