今年の漢字

今年の漢字一字は、『習』羽と白、まるで白鳥が羽搏きの練習をしている模様が自動的にイメージされる。が白は色の意味ではなく、『えつ』 曰くを意味する漢字。『師いわく・・』のあの漢字である。祝詞を入れる器を羽で摺り、祈りの効果を刺激する行為を示している。習うとは慣れるの意味を国語で示している。繰り返し繰り返し学習することで、慣れて習慣となる。(参考 常用漢字p284 白川静著)世はリスキリングが叫ばれ、身に付けた新しい技術(スキル)で新しい社会を築く。いったん身に付けて終わりではなく、これからは繰り返しつつも、新しいスキルを身に付けていかなければならない。習という今年の漢字はその意も表している。