小学生3年生、『トイレ掃除をしたので、ママ、ほめてください。』と、ドアに貼り紙があった。と、Aさん 30代、子育中の方からのお話。『褒めてください』という素直な気持ち、日頃のママの掃除振りをみて、思い立ってのお手伝いか、それとも、お約束したお手伝いか。いずれにせよ、やったことを認めて欲しいという思いである。 大人になると、褒めてもらうことがなくなる。職場では、出来て当たり前、出来なければ評価が下がるという現実である。しかし、感情は大人も子供も本質的には変わらない部分がある。 この欲している気持ちを察し、これからのリーダーには、「合理性」を押し付けるだけではなく、メンバー一人ひとりの素直な「感情」に目を向ける。給与や賞与などの金銭的な報酬とともに、「感情報酬」を与えること、「事実承認」を通じて次の成長へ導くことは、部下育てには欠かせない。もちろん、なんでも褒めればいいということではない。大人ゆえに、逆効果もあり得る、この合理性と感情の絶妙な塩梅が問われるのである。
