定年を迎えてと挨拶を受けることがある。自分自身も毎年年齢を重ねていくせいか、現在の65歳は、従前の65歳と比較しても本当に若いと感じる。人生50年時代の定年で退職しますという年齢よりも、はるかに重ねた年齢のはずが、人生100年時代の中での65歳の定年ではまだまだ身体も頭もご本人も周囲も思うはずだ。

11月18日、家計の金融行動に関する世論調査(2019年)を公表され、それによれば、老後の生活費の収入源として「就業による収入」を考えている人が、2人以上の世帯で48.2%(前年45.7%)、単身世帯で54.3%(同51.3%)となり、前年よりも上昇している。一方で、公的年金に対して「ゆとりはないが、日常生活費程度はまかなえる」と回答した人は、2人以上の世帯で47.1%(前年52.0%)、単身世帯で35.0%(同39.1%)と、前年に比べて減少した。2000万円必要の公表で、それぞれ人生設計をまき直した結果ともとれる。(参考 日本銀行の金融広報中央委員会は11月18日、家計の金融行動に関する世論調査(2019年)

高齢期の就業をさらに促進するため、70歳までの就業機会の確保を企業の努力義務とする高年齢者雇用安定法の改正のほか、在職老齢年金の見直し、繰下げ受給の選択肢の拡大などの年金制度改正に向けた検討を国は進め、制度面の環境整備が進めば、老後の収入源として「就業による収入」を考える人がさらに増加しそうだ。

収入のみならず、第1定年後の、第2第3の人生設計が問われる時代だ。