60歳代の就労は

働く高齢者の実態は? いやいや60歳で高齢者に一括りではという反論もあがってきそうだ。民間の調査結果では、正社員として20年以上勤務した60代前半の就業率はいまや、95.8%。60代後半に至っても、89.3%で、総務省「労働力調査」(2023年)による同年代全般の74.0%、52.0%よりも高くなっている。雇用形態は、60代後半でも3分の2が正社員、定年再雇用、契約・嘱託社員で、正社員等は9割前後がフルタイム勤務といった状況である。人手不足の中、これを支えているのが60歳代といえる。                        満足度では、60代前半の就業者の約5割、60代後半の5割以上が現在の仕事に満足と回答。一方では、職場での自分の役割を重要と感じる人は半数前後。じつは就業環境は整っているように見えるが、やりがいの点ではまだまだ活かしきれていない。60代の位置づけの見直しと個々の役割の明確化が必要。
https://rc.persol-group.co.jp/news/202502061000.html