2023年は老人福祉法の制定から60年を迎える節目の年としてキャンペーンが実施される。老人福祉法では、「国民の間に広く老人の福祉についての関心と理解を深めるとともに、老人に対し自らの生活の向上に努める意欲を促す」ため、9月15日を「老人の日」、9月15日から21日までを「老人週間」と定められている。健康長寿をめざし、自らも生活向上に対し意識を高めることを求められる。誰しも加齢し、老人となるが、その経緯は人ぞれぞれとなる。年齢は数字、若いうちからの心がけだけではなく、老いても、気が付いたときこそ、チャンス到来とみるか。心の柔軟性も問われている。「みんなで築こう 健康長寿と共生社会」を標語に掲げ、全国社会福祉協議会、内閣府、消防庁などの11機関・団体とともに要綱を定めている。