追跡調査 働く高齢者

70歳を過ぎても、活躍している諸先輩を見かけることが多い。70歳までの就労確保努力義務化されたこともある。また個々人が心身ともに健康で若く、生きがいを持って働くことに対する意識も高くなっている。     このほど、厚生労働省は、第17回(2021年)「中高年者縦断調査(中高年者の生活に関する継続調査)」結果を公表した。2005年10月末に50~59歳であった全国の中高年者世代の男女を対象に毎年実施しているものである。第1回から協力が得られた1万6,579人について集計されている。調査対象者の年齢は、66~75歳となっている。第1回調査時に「65歳以降仕事をしたい」と答えた者のうち、今回の調査時に「仕事をしている」割合は、男性の「66~69歳」で66.6%、「70~74歳」で51.7%、「75歳」で43.9%、女性の「66~69歳」で53.8%、「70~74 歳」で39.6%、「75 歳」で34.0%となっている。