黄色の声

7音階を色で示すと、ドレミのミは黄色とする人が多いというが、私の音のイメージではもっと高い音の『シ』だ。黄色の声という表現があるように、キーンと高い音を思う。江戸時代に声を色で表現することが流行し、『浮世風呂』の一節に、「黄色な声や真っ白な声で、湯の中を5色にするだろう」とあるという。音にも、数字にも色が見える共感覚とまではいえないが、実際に色づいて見えなくとも、イメージとして感じ納得できるそれぞれの色がある。