同じ月に次々と満60歳の迎えるAさんとBさん、事前に面談をしつつ雇用条件を検討しあう。この会社では一律の再雇用条件は定めはなく、それぞれの事情を加味しつつ、また会社の経営状況とすり合わせつつ働いてもらう条件を提示するためである。Aさんにはまだ就学中のお子さんがいる。一方のBさんは別に家業も担う必要があるが、すでに子育ては完了、その点では生計費のために働く必要はない。後は自分の健康との兼ね合いということになる。面談後は、会社担当者はそれぞれ会社からの雇用条件を提示することになる。希望を聞き取り対応していくのは、時間がかかるが、事業所もまだまだ働いてもらいたい。単に65歳まで雇用を維持する必要があるからではなく、それも意欲を維持しつつまだまだ元気で活躍してもらいたいためである。