考えさせ覚えさせる

医療現場では、一つのミスが命にかかわり、取り返しのできない事故に直結する。医療職従事者を育成するには、厳しい訓練も伴う。一方で頭ごなしに教えこんでも、その手順、作業、行動、身体の位置、作業器具の配置など応用が利かなくなる。なんでそうなるのか、を考えさせ、理解させる様子が放映されていた。             なるほど、緊急事態発生の極度にストレスがかかる現場では最後に頼りになるのは、自分である。そのためにはその行動が何のために必要で、なぜ指導された行動とは異なっていたのかを理解していないといざという時には、「怒られた」というイメージで、こうしてはいけないの範囲でしか行動がとれなくなってしまう。が、理解していれば、この場合には、こうできる。こうすべきという判断力、自分の力となっているはずだ。