寝る子は育つは本当だ。子供はよく寝るが、惰眠をむさぼっているのではなく、成長過程で重要な時期だからこそ、寝ることが、いわば大人の脳への成長させるために必要だからだ。以前は、特に1950年頃、睡眠とは「疲労や眠気を解消するためのもの」に過ぎないと思われていた。その後、研究が進み、睡眠中には、記憶の定着、ホルモンバランスや自律神経の調整、免疫力の向上、脳の老廃物の除去など、大いに寝ることが、起きているときにはできないことを寝ている間に働いていると判明され、一方で、睡眠の質の低下が、生活習慣病などの疾患リスクを高めることもわかってきた。睡眠時間を十分とることと、その質を高めること、睡眠力アップが健康につながる。