管理職が職場に欠員が生じた際には、プレイヤーとして補充として活動する事業所が多い。慢性的な人手不足と、補充ができても、即実働とはいかない。 民間の調査による(パーソル総合研究所)「オフボーディング(欠員発生時の組織的取組)に関する定量調査」結果において、欠員が発生しても「補充をしなかった」(47.4%)と「募集しているが補充できていない」(29.6%)の合わせて77.0%が「欠員補充がない」と回答した。欠員発生後の組織では、後任・上司ともに残業時間が延びる。バーンアウトリスクが高まる傾向や、退職連鎖のリスクもあると指摘している。管理職層への負担軽減対策には、労働量の調整がままならない中ではあるが、まずストレス軽減のために支援も考える必要がある。