ご近所の本屋さんは、いつも入替中である。一昨年、2階にある本やすべて1階に集約された。その後また2階にも本を置き出している。以前の勢いはないものの、本以外に雑貨を置き、客層の拡大には余念がない。別の地域の大型書店も変身中、縮小しつつ、拡大もしつつ、と生き残りをかけるために日々変化を厭わない。 本は紙でないとしっくりしない世代もまだ多く、手に触れて購入したい人にとっては、町の本屋さんへ応援している。 「本の街・神保町を元気にする会」や、都内の大学教授ら有識者でつくる「東京文化資源会議」、出版文化産業振興財団(JPIC)、文字・活字文化推進機構など計6団体は2024年6月、神保町文化発信会議を発足させたということを知った。それぞれ住んでいる町、育った町で、活字文化を維持、育てる心意気を持ちたい。