春ごごち、目覚めもゆったりとなるとはいえ、現代人はなかなか寝てられない。睡眠に使える時間には限界がある。●『適切な睡眠習慣を考える上で年代別・性 別の配慮』が必要と、研究で指摘されている。①年齢により年々短くなる睡眠時間。脳波を用いて厳密に夜間の睡眠時間 を調べた研究では、15歳前後では約8時間、 25歳で約7時間、45歳では約6.5時間、65歳では約6 時間というように、成人後は20年ごとに30分程度の割 合で夜間の睡眠時間が次第に減少するという。② これと相反して、夜間の床上時間は、20〜30歳代では 7時間程度だが、45歳以上では徐々に増加し、75歳 では7.5時間を超える傾向がある、若い世代は床上時間の不足に伴い睡眠不足に なりやすい。一方、高齢世代では逆に必要な睡眠時間に比べ床上時間が過剰になりやすい。 さて、必要な睡眠時間をとれていますか?、春のこの時期に今一度、『寝ることの大切さ』を考えてみたい。考えすぎると眠れなくならない程度に