『都合の悪い知らせは、なかなか上に上がってこないが、よい知らせは上がってくる。』現場ではよく聞かれるところである。保身のため、このくらいはまあいいかなという妄信、いわゆる忖度もある。また聞かされる方もいい知らせは甘い言葉、聞いていてもいい気分である。悪い知らせは、聞かされる側もつらい。ついつい耳をふさぎたくもなる。勢いその場で、「よく知らせてくれた」と第一声を発せず、「なんでそんなこと」と言ってしまいがちである。その一言で悪い知らせはもはや封印される。が、悪い知らせは、早く上がってくればくるほど、いい知らせである。早期発見早期対策が可能であるからだ。「よく言ってくれた」とまずは一言。