定年

演奏会で、定年退職する楽員の紹介がされた。定年という言葉に違和感を感じた。しかし、60歳と定年制度があっても不思議はない。65歳までの継続雇用、再雇用制度は義務化されている中、働く年齢としての60歳は引退の年齢ではない。一方で、音楽家はこれからが次の段階へ飛躍する年齢。ソリストとして活動の道、教える側としての活動、組織を離れても『音楽家』の道は続き、さらに磨きをかける。