有給休暇の消化促進のため、規模を問わず有給休暇の5日取得義務化されたのは1年前の4月1日からである。10日以上の有給休暇を取得される者については、5日が完全消化できるようにしなければ事業所が罰せられるというもので、笑い話のようだが、とある社長は、「社長のために有給休暇を取得する」と従業員から言われたと苦笑していた。この法施行に先立ち、未消化の代休が何日も残っているという事業所があった。期限も付してない。なかなかその消化もままならないのに、有給休暇の消化はとぼやくのだった。代休は少なくとも翌月に消化させる。また、そもそも代休付与制度の運用が、安易に付与するから、休日に出勤して仕事をすれば、させればいいという意識に流れていないかを見直し、有給休暇の取得促進に現在は至っている。