近江商人は、『売って良し、買って良し、世間良し』三方良しを掲げて、商業活動をしていた。利益追求のみでは、コスト削減に走れば、不適切な商取引。いわゆる下請けいじめとなり、いずれ、安定的仕入れができなくなる。品質を伴わない価格設定で売上増に走れば、粗悪品販売につながり、詐欺まがい。一時はいいが、継続的は購入にはならず、いずれ買い手は離れていく。世間からの評判も落ちていく。現在になぞらえれば、社会貢献意欲が高い世代には、自分のみの成長ではなく、利害関係人と共に成長していく企業、三方良しの企業を目指しているはずだ。