『ワクチン接種の特別休暇』についてご相談がある。この制度導入は、当然、使用者の義務ではないものの、土日の休日では接種予定が組めない場合の配慮として検討してほしいという一つに提言されているものだ。接種そのものは、最終的には個人の意思につきる。ニュースでは接種が進んでいるアメリカのとある州では、『総額1億円報奨金制度』で高止まりしている接種率アップのため打開策として導入が取り上げられていた。接種は一人一人の判断とはいえ、効果はやはり全員近くが接種済みにならないと発揮されない。従業員の健康管理配慮のうえでは、「接種したいが、仕事のやりくりでできない」ということがないように、検討が求められる。