令和の言葉という新聞記事のコーナー欄には、今を知る言葉の小窓。5月11日付けでは部下から上司への逆ハラスメントについて紹介され、『ハラスメント ハラスメント』なる造語の存在を流布を知る。パワハラそのものは、実態上の力がある者が弱い者に対して行使するもので、職務上の身分の上下だけで判断されるものではない。新任で転勤してきた上司が、その事業所の長年働いている部下に当たる者からのハラスメントがパワハラになると判断されたケースがある。 とはいえ、適切な指導・態度であっても、何でもハラスメントと声高に声をあげられると、ひるんでしまいがち。現在の世の流れを示しているのが、この表題の造語。さらに、ハラハラを加えて『ハラハラハラスメント』 こういう追加がなされないように、日頃どれだけコミュニケーシャンを取り、お互いの存在を認め合える場作りが必要となっている。