ハラスメント研修の必要性

●厚生労働省は2022年度「過労死等の労災補償状況」を6月末に公表した。
これによれば、精神障害に関する請求件数は2,683件(前年度比337件増)、支給決定件数は710件
(同81件増)。また、支給決定件数の出来事別では、いわゆる、「上司等から身体的攻撃、精神的攻撃等のパワーハラスメントを受けた」(147件)と、パワハラが目立つ。上司等とあるように、事実上の立場が、上位とされるため、『上司』に限定されるものではない。私もあなたも、上司・部下でも、被害者にもなり、加害者にもなるのが、ハラスメントである。研修の実施して意識付けをしていくことがいっそう求められている。 ●「悲惨な事故や災害の体験、目撃をした」(89件)、「仕事内容・仕事量の(大きな)変化を生じさせる出来事があった」(78件)の順。脳・心臓疾患については、請求803件(同50件増)、支給決定194件(同22件増)。
https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33879.html
(精神障害事案の労災補償状況)
https://www.mhlw.go.jp/content/11402000/001113802.pdf