東京商工リサーチの「企業のカスタマーハラスメント」に関するアンケート調査結果を発表された。回答のなかで、カスハラ」を受けたことがある企業は19.1%。①上位の業種は、宿泊業、飲食店、タクシー・バス等の道路旅客運送業。②カスハラの内容(複数回答)は「口調が攻撃的・威圧的」が73.1%と最も多い。「長時間にわたる対応を余儀なくされた」(50.1%)、「大きな声を上げられた」(38.9%)。
カスハラの影響で「従業員の休業や退職が発生した」企業は13.5%。一方、「特に対策を講じていない」企業は71.5%となっている。大手企業では、トップ表明でカスハラ対策を講じていることを明白にしているところも順次増加している中、一方、いまだ多くの事業所での対策の遅れが気がかりである。
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