『ウェルビーイング』という言葉をよく見聞きするようになった。『物的資本・人的資本・自然資本』の3本柱上げ、『個人の幸福感や充足感を超え、社会全体の持続可能性や企業の新たな価値創造の鍵として注目されるものだ。』 まずは、組織の中では、やはり人材・人財が肝である。あえて順番を入れ替え、①人的資本:人々の知識、スキル、健康状態など、生産性を高める能力の総体をいう。教育水準、平均寿命、健康寿命、技能習得度などが評価指標。近年では、従業員のエンゲージメントや創造性といった要素も重要視。②自然資本:森林、水、土壌、大気、生物多様性など、人間社会に恵みをもたらす自然環境。資源の量、生態系の健全性、環境汚染の度合いなどが評価指標。自然資本の劣化は、人々の健康や生活基盤に直接的な影響を与えるため、『ウェルビーイング』の重要な要素 ⓷物的資本(人工資本):建物、インフラ、機械設備などの物理的な資産であり、その量や質、効率性が経済活動の基盤となる。評価指標としては、インフラの整備状況、設備の老朽化度、技術革新の度合いなどが考えられる。(Managi, 2019) 資料参照(独)経済産業研究所「ウェルビーイングの数値分析が拓く、新たな企業価値と社会貢献」 連休の中、仕事をしていてこれから休みを取るという方もいる。一方でこの休みの中、深緑の目にもまばゆい季節を満喫して、明日への活力を得て、エネルギーを得た人も多い。遠出をしなくても、遠出をしても、休みの中での気持ちの豊かさで見る風景は別物だ。ウェルビーイングは身近でもの。