ちょっとうるうるでスカイブルー

『楽ばっかりしていると無知になるから』ぼくが母ちゃんに 『多様性が厄介なのになぜいいのか』と問うと、日本人の母ちゃんはすくっとこう答えた。P75 ぐさりと刺さる。無知の知は、知識だけではなく、知恵の知である。 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』はビートの効いた題名で気になっていた。日本人の母と英国人の父を持つ僕は、多様性の中で、葛藤し、闘い、ときにいなしながら、成長していく。母と子の会話でちょっとうるうる、ちょっと勇気をもらい、読後は憂鬱なブルーではなく、スカイブルーに染まる。参照 『ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー』